Picnic in the room

シートを敷いてワインで乾杯

5月の週末(3)

5月20日(土)

来週『ハリーポッター』の舞台に行くため、朝からせっせと映画を観まくる。シリーズ8作、1本2.5時間程度の作品をこの2日で制覇したいのだ。

子どもの頃は、よく魔法を使う夢を見た。指の先から星を出したり、空を飛んだり。最近は減ってしまって悲しく思っていたけど、これだけ魔法の世界に浸っているんだから今夜あたりはいけるかもしれない。

 

5月21日(日)

淡い期待虚しく、ゾンビに追われる夢を見た。ちょっとげっそりしたので魔法の世界から足を洗うため、映画を中断して今週読んでいた西村賢太町田康の小説を開く(極端)

むかし、居酒屋で俳優のでんでんさんとご一緒したときに「人間はざらつきがなくちゃダメなんだよ」と言われた。ざらついていて、なんだか引っかかる、興味をそそられるというのが人間臭くて面白いんだと。つるんとしているほど気持ちの良い人だと思っていたので、眼から鱗だった。私はバランスの悪い人ほど面白くてそそられるんだけど、それに似たことなのかもしれない。