Picnic in the room

シートを敷いてワインで乾杯

6月の週末(3)

6月17日(土)

ひとつの壁を越える日で、だいぶほっとした気分で24時を迎えた。

何かフィジカル面で試練のようなものを与えられたとき、サバンナに住む動物たちに思いを馳せるようにしている。

彼らは常に敵に狙われる過酷な環境でも悠々と暮らしている(ように見える)のに、医療に助けられ、自然界の恐怖にもほとんどさらされない私が慌ててどうすると。そして優しいゾウの目なんか思い出していると、たいていの試練が小さく思えるのだ。

午後に取材1つして、『トトロ』を観ながら昼寝。

毎年おいしいウニを送ってくれる漁師の”たこ八郎さん”から、今年もウニが届いた!みっちり牛乳瓶に入った、採れたて、なんの雑味もない。親戚と実家にも送ってもらった。さっそく興奮まじりに感謝の連絡が来た。

ちなみに、土曜の丑の日は「う」のつくものだったら鰻に限らず夏を乗り切るパワーがつくという説がある。毎年丑の日もこのウニがいいかもしれない。

 

6月18日(日)

午前中、ドラム式洗濯機をお迎えするために階段と洗濯機まわりを大掃除。洗濯機置き場のドアが閉まらなくなったものの、なんとかおさまった。私より業者の人が安心した顔をしていた。

午後、友達と明治神宮〜参宮橋を散歩。

明治神宮の奥に、代々木公園の喧騒とはかけ離れた開けた、静かに開けたスペースがあった。閉園のアナウンスが流れたのにポツポツと和んでいる人たちが帰る様子がなく、「もしかしてこの方々は人の姿をした明治神宮の神様たち…?」と思った。そういう、現実とは少し切り離されたフィルターがかかったような広場だった。

参宮橋の中華料理屋で食べた水餃子とビーフン、唐揚げがいたく美味しかった。本格的な夏になる前にたくさん散歩して、食べて、楽しかった。