4月17日 週の日記
4月17日(月)
昨日就寝前に、Netflixの『初恋』を最後まで観た。淡い恋の夢を期待して眠りについたのに、恋は恋でも「俺のこと好きなら腕に名前彫れ」「好きだって気持ちを根性焼きで見せろ」と、情緒不安定なバンドマンに迫られるおぞましい展開。
起きたらまだ喉が痛い。明日撮影なのでこれ以上悪化させるわけにはいかず、30分にいちどうがい。
母が「うがいをするときに歌を歌うと、喉の隅々まで殺菌できる」と言っていたのを思い出し、海援隊の『贈る言葉』と中島みゆきの『ファイト!』を歌う。
「ゴゴゴーゴゴバー(おくるーことばー)」
むせてパーカーにイソジンがついた。
※歌いながらうがい、効果が証明されていた!
4月18日(火)
朝から撮影。久しぶりのメンバーが集合して、楽しい時間でした。執筆を頑張らねば。
気圧の乱高下による偏頭痛、アイスノンをあてると和らぐことに気づいた。
でも手が塞がると何もできないので、アイスノンを5つ詰めたベレー帽をかぶって仕事。夫に「漫画家先生」と呼ばれる1日だった。
4月19日(水)
おばあさんに道案内したら「親切ね」と言われた。「優しさ」と「親切」の違いってなんだろう。
今日も漫画家ルックで働いた。頭が割れそうだったけど、バナナをバターでトロトロに焼いて、チーズトーストに乗せた昼食が美味しくて気が紛れた。
4月20日(木)
天気が良くて気持ちいい。もう夏の空気!
夜、友達と新宿で中華を食べた。トイレは2F。だだっ広い真っ暗なフロアには誰もいないのに、たしかに人の気配がした。気配は、「気(け)が這(は)う」という言葉が語源だった気がする。ここで何人もが、湯気を楽しみながら中華を食べたのだろう。人が食べる、生きる力を感じた。
4月21日(金)
8時半の予約で病院。終わったのが10時半だったけど、待ち時間に動画2本作れてよかった。カフェで仕事して、船橋屋のあんみつをお土産に買い、新幹線に飛び乗る。車中で原稿。
実は私、蕎麦と同じくらいあんみつも大好きで、一時期狂ったようにあんみつを食べていた。なかでも船橋屋は全てが黄金比でお気に入りだったのに、去年代表が不祥事を起こしたのだ。
新社長は40歳の女性に。若くして江戸時代から続く老舗を背負って立つ姿凛々しく、さらにこの方の船橋屋愛に感銘を受け(就活の時、全国の船橋屋を回って独自で調査レポートを作ったそう)、応援する企業のひとつになった。
船橋屋は、この時期、亀戸天神で藤まつりをやっていて、お店の藤棚もきれいに咲く。